絵を描き続けられる方法について考える

創作活動について

こんにちは、イラストレーターのシカトコです。
今回は私が陥った一時期絵が描けなくなった理由気づきについて書いていこうと思います。

どんな絵を描いていたか

数年前まで、子供をモチーフにした作品制作を主な活動としていました。子供時代に感じた淋しさなどをテーマにして、マイナスの感情を昇華するような描き方をしていました。

↓過去イラストがこちらから見れます(BOOTHに飛びます)
https://tobuninzin.booth.pm/

過去イラスト一部
過去イラスト一部


最近になって知ったのですが、こういった描き方には「排出型」という言い方があるようです。

排出型とは

「東京ネームタンク」さんのYoutubeを拝見していた時に、ごとう隼平さんが仰っていた漫画の描き方のタイプのことです。
「排出型」だけではなく「萌え型」という描き方もあると動画では解説されていました。
ざっくり言うと、

排出型

自分の中にある外に出したいもの(感情など)を表現するタイプ。
(感情だけでなく、知見や考え方の排出も含む)

萌え型

好きなもの、ぐっとくるもの(キャラクター、ストーリー、モチーフ、設定など)を表現するタイプ。


↓詳しくは下記Youtubeを見ていただくと分かりやすいです。

あなたが漫画を完成させられないのは? 漫画の描き方2タイプとつまずきの突破法 | 【マンガ★テクニック最前線!!! 007】

一時期絵が描けなくなった時

過去に個展を開催する時期に悲しい出来事が重なり、「悲しみ」や「別れ」といった負の要素が作品中に大きく反映されました。

↓個展の時の作品

この時は鮮やかな色を使えなくなっていました。

負の要素を深堀するばかりで苦しい制作時間になっており、「悲しみを体験する度に作品作りの苦しさが増していくのだとしたら、今までのような描き方(排出型)を辞めた方がいい」と思うようになっていきました。

追いつめられた理由が判明

排出型の話に戻るのですが、排出型の描き方で上手くいかない状態になる時は以下を考えることで道筋が見えてくるそうです。

・排出したいものが何なのか把握する(何が満たされないのか、何を欲しているのか)
・悲しみや苦しみの先にどうなりたいのか
・どうなりたいかが決まっていれば、そうなるには何が必要か

私の表現方法は、負の要素を深堀したところで終わってしまっていて、上記のところまで辿り着けていなかったのです。

「排出したいもの」というのを分かっていたつもりでしたが、「何を欲しているのか」、「それを手に入れるためには何が必要か」という「前進するためのもの」が抜けた状態で制作し続けて辛くなっていたのだろうなと思います。

絵を描き続けられる方法

追いつめられていた原因が分かった時、とてもホッとしました。「また排出したいものにフォーカスして創作活動ができるようになるかも知れない」と希望が持てたのです。恐らく以前の排出型の創作方法を辞めたくなかったんだと思います。

「排出型」は苦しい感情などとも向き合わなければならない難しい創作タイプではありますが、向き合い過ぎてただ精神を消耗して耐えるというところから一歩先があることが分かり、まだまだ作品作りを続けていけるかも知れない、と少し明るい気持ちになっています。

自分のタイプを知ることで指標ができ、立ち止まった時にまた見直すことができます。シンプルだけど自分を追いつめないための大切なフローだったのです。

これを読んでいる創作活動をするみなさんも自分の創作タイプを知ることで、辛い時の抜け出し方のきっかけになるといいなと思います。

↓最近の絵はこちら

最近の絵は技法やモチーフにフォーカスした排出型からは少し離れた描き方をしていますが、ここにまた少しずつ排出型の表現を落とし込んだり、もしくはまた違った描き方に挑戦したり…試行錯誤を重ねていこうと思います。

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